「雄大の誕生日…
私にください!」
私は二人の前に飛び出していた。
「……」
「…か、楓…?」
「楓何やって…!!」
無我夢中だった。
「雄大の誕生日…
私とどこかに行きませんか…!」
どうしよう。
体が勝手に動いてこんなことを言ってしまったけど…
断られたら…。
すると
「喜んで」
雄大が笑顔で答えた。
「なっ…」
山口さんは悔しそうに私を見た。
「じゃ、悪いけど…
俺のことは気にしなくていいから」
雄大は山口さんに向かってそう言った。
「楓、帰ろ」
雄大が私に言う。
あっ、千里が…
そう思って千里の方を向くと…
『ばいばい』
千里は私に手を振っていた。


