「そういや、11月は雄大の誕生日だ…」 私はカレンダーを見て言う。 もう9月も終わる。 体育祭をまるで昨日のことのように感じた。 「坂下くん11月なんだ誕生日…」 千里が驚く。 「そう。 今年はちゃんとあげなきゃなー」 「え?今年は?」 「去年この時期喧嘩しちゃってさー…」 へへへ、と私は懐かしく笑った。 本当、懐かしい。 「何あげたら喜ぶかな…」 私は考えた。 「そうねー…」 千里も考える。 「まあゆっくり考えましょ」 千里が言った。