本当の「好き」に気づいたとき、




山口杏里に謎の忠告をされて少し経つころ。



私はやっと千里に報告していた。



「うっわー…意味不明」




千里はお弁当を食べながら言った。



今は昼休み。



まだみんな体育祭の余韻が残っていた。


「よくわかんないねー…」



と、私が言うと



「ところでさぁ」



千里が箸を止める。



「あんた、まだ佐野くんが好きなの?」



私の動きが止まる。



そ…れは…