本当の「好き」に気づいたとき、




俺ら一年は第一走者。




そう、スターターだ。



じゃんけんして俺はなんと一番アウトコースに。



佐野は俺のとなりに。





「……」





佐野は俺を無言で睨んだ。




「お前には…負けない」




「それはどうかな?」






俺らは…こんなに仲悪かったかな?




緊張のなか、チラっと楓を見た。



不安そうにこちらを見ていた。





悪いな…楓。





俺、お前のせいで手加減しねぇから。





佐野のかっこいいとこ、今日は見れないからな。