本当の「好き」に気づいたとき、




陽介side



なぜか俺は有沢とカフェにいた。



二人で。




龍輝と佐倉が頑張ってるときに。




「……佐野くん…なんなの?」




席に座ってすぐ有沢が口開く。





「なんなのって…?」




しらばっくれる。




「…知らないフリしなくていいから」



いつもの有沢と違った。



真剣で少し怖い。



目が鋭い。



「お見通しってか?」



「楓をフっといて…なんで近づくの?」



俺は有沢を見つめる。




実行委員の指名のことか…?




「…知らないよ」



「知ってるでしょ?」




有沢の声が低くなる。