本当の「好き」に気づいたとき、



次の日も次の日も、私たち実行委員は仕事に追われることになった。



ちなみに千里も真田くんも係はやらないらしい。


羨ましい。




放課後、佐野くんと作業することも多くなった。




雄大とあの人も。





今日は看板運び。




佐野くんとは別行動をとっていた。





看板を体育館へ一旦運ぶ。





体育館前の通路が見えたとき。




「きゃははは!雄大くんったら~」


!?!?





看板から少し顔を出して見てみると…。





「は?お前が動き回るからだろうが」




「なあに?また人のせい?」





山口…杏里…





ドクン…








二人は看板にペンキで色を塗っていた。



どうやらペンキをこぼしたらしい。






ドクン







嫌な音が体中に響く。





なに?




一体なんの音…





そのとき





「おい、1回止まれって!」





雄大が動き回る山口さんの腕を掴んだ。