本当の「好き」に気づいたとき、






「今度は俺が佐倉を追う」






その言葉に雄大はさらに怒った。




「は?」






夏休み、会えない間は佐倉が頭から離れなかった。




花火大会のときは会えたことを嬉しく思うも雄大がいた事に嫉妬心を覚えた。




これってつまり…




「好きだから。佐倉が」





すると雄大は手を離した。








「………そんな権利、あると思ってんの?」





「それでも、だ」




緊迫した空気が時を止めているようだった。




「それともなに?

雄大の許可が必要なのか?」




少し笑いながら冗談半分で聞いた。











「ああ、そうだよ…」











俺も雄大を睨む。




初めてお前とぶつかった。




仲のよかった、俺とお前が。



佐倉のことだけでこんなにも変わるんだな…








それだけいうと雄大は出ていった。



ん?






許可が…必要…?






まさか…雄大お前も…?