本当の「好き」に気づいたとき、



雄大!!



私は雄大のネクタイを掴んだ。



「ちょっと!?どういうつもりよ!」



「は?なにが?」



「なんで佐野くんの前で!」



「本当の事じゃね?」



「誤解されたじゃん〜…」



はあ…もう駄目だ…。



「お前の一言だって誤解されてたじゃんか」



「やっ、だからそれはあんたが…!!」



「あ、楓バッグ忘れてたよ」


と、雄大は私のバッグを渡す。




「あ、ども」



じゃなくてーー!!!



なんなのコイツ!なんてのんきでマイペースなの!!



私は気力をなくして雄大を見た。


そして大きく深呼吸をして。


「ま、いっか!明日から頑張る。

雄大勉強ありがと!」


そう。人のせいなんかにしちゃ駄目ね。


自分からも頑張らなきゃ。


じゃないととられてしまう。


モテるし。


敵はたくさんいるのに。



「あっそ。まあ頑張れば?」