「気をつけろよ」
雄大がいう。
「う、うん…
じゃあ…」
私は雄大の服の裾を掴んだ。
「失礼しまーす」
「……好きにしろ…」
雄大はこっちを向かずにそう言った。
そして少し歩くと…
「ああああああ!!」
「うわっ!?なんだよ!」
「見て雄大!あれは!!」
私は指さす。
「……………バ、バナナチョコ…」
へ?とマヌケな顔をする雄大。
「いくぞ雄大!」
慣れないはずの浴衣で私は走る。
そして
ドンっ
うわっ!?
またぶつかった。
でも、大丈夫。次はコケなかった。
「す、すみません~」
私が立ち去ろうとすると…
「え、佐倉!?」


