次の日
明日から、夏休みが始まるという頃。
「おはよう、佐野くん」
後にやってきた佐野くんに声をかけた。
千里も真田くんも近くにいた。
「おはよ、佐倉」
佐野くんは微笑む。
そして言った。
「葵と…昨日別れたんだ」
!?!?
「ほ、本当か!?」
真田くんがくいつく。
「うそ!」
千里も。
私も驚きだった。
まさか…別れてくるなんて。
「迷惑かけちゃったね」
苦笑いする佐野くん。
「もう、心配しなくていいからね。
それと昨日は葵がごめんね」
「え?」
佐野くんの言葉に千里が反応する。
「や、なんか葵が佐倉に会いに来ちゃったみたいで…」
「えっ」
千里はさらに驚く。
もうなんか…目が飛び出そうなほど。
「でも…よかった。
やっとだな」
真田くんがホッとした表情を見せた。
そんな佐野くんからの重大発表を最後に。
私たちは夏休みを迎える。


