本当の「好き」に気づいたとき、



楓side


「あー…なんか一気に疲れた…」



「ははは、楽しかった!」



お化け屋敷をなんとか脱出した私たちは遊園地内のレストランにいた。



「何が楽しいの…」


怒る私を無視して食べる雄大。


また無視!!!!




「どう?楽しい?」



雄大は下を向きながら私に聞く。





「うん、楽しい」


頬杖をつきながら私は笑顔で雄大を見た。



「まあ無理して笑えとも言ってるわけじゃないけどさ」


「…ん」


雄大の目が私の目を捉えた。



「俺の前なら泣いてもいいから」


優しく微笑む雄大。


「……もう、泣かないよ」


「そっか」



なんだろう最近雄大が昔とは違って見える。



いつの間にか大人になっていくようで。