だけど、ちゃんと聞くよ。という意味をこめて頷いた。



「私…新井君を傷つけた。



言わなきゃいけなかった…一番最初に言わなきゃいけなかった人なのに…



こんな形で傷つけてごめんね。



………私が、この学校に入学した一番の理由は、



この高校が唯一、海外と交流があるから。



海外留学があるとわかっていて、この高校を志願したの。



それから必死に…英語だけは必死に頑張った。