「いい天気ー!!!」



空を見上げると快晴。



雲ひとつない、青い空。



久しぶりに見た…こんな空。



「…………榎本」



新井君が…私を呼んだ。



「今…私が思ってること、言っていい?」



控えめに…でもはっきりと聞いた。



新井君は、一瞬驚いたように見えたけど…笑って頷いてくれた。



もう…新井君と目を合わせられないのはイヤだから。



話せないのはイヤだから。



「私ね………