君と私の変な距離(仮)

「留学、頑張れ」



頭に手を置き、ポンポンと撫でながら言い新井君は屋上から出てった。



自分の頭を押さえながら、地面にうずくまる。



私…なんてことしちゃったんだろう…



バカだ。本当にバカだ。



新井君が怒るのなんか当たり前じゃん…



新井君が悲しむのなんか当たり前じゃん…



私が新井君と同じ立場だったら絶対新井君と同じこと思った。



なんで…わかんなかったの。