君と私の変な距離(仮)

そして会話の終わりは伊藤の一言だった。



「後悔すればいい。何も知らずに言っていた秋華の悪口。後悔すればいいのよ」



そう淡々と恐ろしい笑顔で屋上をでていった。



バカやろう…。



バカやろう。



バカたれが。



後悔してるわ。生きてきた中で一番…後悔してる。



バカみたいに後悔してる俺が一番嫌いだ。



1週間前の今日―――



そう思った俺がいた。