2位までのぼりつめて…後、一人。



だけど、差は結構あった。



みんな立ち上がって歓声のような悲鳴のような声で応援してる。



新井君、信じてる。



新井君が絶対1位になるって…



だって、言ったもんね…



「――優勝する――って言ったからには責任持って優勝しろー!!!」



3階の窓から大声で叫んだ。



そして…そのまま目を瞑り…



「テープを先に切ったのは―――