君と私の変な距離(仮)

榎本も後ろを向いたので不意に目が合う。



―――ドキッ。



バカ俺は。



目があっただけで、いっきに鼓動が早くなるとか。



中学生の初初カップルかよ。



だっせ…。



「あ、渓人!!!おはよー」


「うすっ」



朝から語尾に(ハートはやめてくれ。



鳥肌がたつ。



いつの間にか、榎本から俺が如月達に囲まれてた。



榎本は申し訳なさそうに俺見てた。