君と私の変な距離(仮)

だってわかってしまったから。

実鈴がこの後俺に話す内容が。


だか、親たちはみんなどっかに行き…


病室には二人きり。


「渓人君はケガない?」


「あぁ…ない。ありがとな?」


「うぅん。お礼なんか要らないから…関係で償って」


………あぁ、やっぱり。


「私の彼氏になって?」


そう言うと思った。


でも、俺は…


「悪いがそれはできない」


断る。