君と私の変な距離(仮)

好きだから失いたくなかったの。


ねぇ、パパたちだって恋愛してきたんだから私の気持ちわかるよね?


私、後悔してないよ。


だって今、私も生きてて


渓人君も生きてるんだもん。


辛いことなんてないんだよ?」


「実鈴…お前ってやつは…まったく」


「我が儘な娘ね?」


そう言って実鈴の親たちは笑っていた。


「私…渓人君と二人になりたいんだけどいい?」


俺はヤダ。