君と私の変な距離(仮)

新井は不良で冷血そうな顔してるけど…そんなひどいことはしないはずだって。



「…それは違う。違うっ


「ケガだよ」



否定していた誠の言葉を、今まで黙っていた新井が遮った。



ケガ………?



「おい、いいのかよ?」


「別にいい」



誠に冷たくいい放つと、私をみた。



何かを決めたような、強い真剣な目で。



――ゾクッ…



鳥肌が立った。