side 花菜






「ほんとっ…何にもわかってないくせに、でしゃばって勝手に怒ってひどいこと言ってごめんなさい」



深々と頭を下げた。



今日の屋上で、私は新井に声を上げた。



新井は秋華が好きなくせに…



あんなっ…



気取ってるような女に優しくする新井にムカついた。



あぁ、遊び人だって思った。



秋華が…なんでこんな人好きになったのかわからなくなった。