はぁ〜、この先生話すこと長いからヤダ。



マジ聞いてるのもだる。



「なぁ」



隣の席から声が聞こえた。



「なんですか?」


「なんで目、反らしたんだよ?」



―――どきっ



なんでそんなこと聞いてくるかな。



なるべく冷静に



「あのまま見つめ合っていた方がおかしくないですか?」



新井君に言った。



「俺はあのまま見つめ合ってたかった」