君と私の変な距離(仮)

知ってて好きになったんだぞ。



「でも…如月さんにいつもいじめられてるじゃんか…」



あぁ、朝恒例のやつか…



「もし“万が一”だけどさ…」



なぜか万が一を強調された…



「なんだよ、言えよ」



急に黙りこんで…



「秋華と付き合って、それが如月さんにバレたら今よりもっと大変になるの、わかるよね?」



――――あぁ、如月が俺のこと好きだから、か。