君と私の変な距離(仮)

私の耳のことを知ってたから。



クラス替え後、私に普通に話しかけてくる人なんていなかった。



なのに新井君は普通に話しかけてくれた。



知ってたから……か。



なんか…それはそれでヤダかも。



きっと、私は…同情、されてたんだ…。



そう思うと心の中はモヤモヤ。


耳が聞こえないの知ってたから…



でもそれを人に言えない私に友達がいなくて…



同情、したの…かな。