描け恋心


一人で歩く帰り道。もう、すっかり慣れてしまった。



中学の時は、仲が良くて「親友」といってもいいような子がいて、ずっとその子と一緒だった。その子と高校が別になってしまった結果が、コレである。



ずっと胸に抱いていたスケッチブックに目をやる。

絵の具やペンで少し汚れてしまった。

でも、このスケッチブックが私にとっての生き甲斐で、学校で何とかやっていくための、
大事なモノなのだ。


なんとなく、そんな事を考えながら私は誰にも「じゃあね。」を言えないまま、一人で自分の家へと入っていく。