私は知らないふりする。

「れいちゃーん。許してくださいー」

「ねぇ。」

「!!はいっ!」

私が喋ったのに驚いたのだろう。

目を見開く。

「なんでそんなに話しかけてくるわけ?」

「なんでって…友達になりたいから!」

シーン

コイツがあまりにもおっきい声で
言うから教室中のみんながこちらを見る