すると、後ろから。 「麗ちゃーん」 私を呼ぶ男の人の声。 後ろを振り向くとそこには 千智(チサト)先輩がいた。 この先輩とは仲がよくたまに話す。 「あ、千智先輩なんですか?」 「これ、今度一緒に行かない?」 「プラネタリウム?」 「そう、チケット余ってさ。よかったらどうかなって。」 プラネタリウム…ねぇ…。 「いーですよ。その日予定ないんで」 「わかった。じゃあ駅前カフェ集合で。」 「わかりました。」