「そ、そうなんだ…」


「うん。」

気づけば二人の足は止まってて。
歩道に歩いてる人はいなくて二人だけだった

「じゃあ…しかたない……よね…」

無理に笑って見せる自分。

本当は別れたくないのに。
いつまでも素直を言えない自分が嫌い

「麗は俺に振り回されないで
自由にすればいいよ。俺らは友達に戻ろう。」

「…………うん…」

振り回されてなんかないよ。

「じゃあ、俺はここで。またな。」

「………」