ずっと、このまま。 いつの間にか、1ヶ月以上が経とうとしていた。 もう、私からも喋りかけない。 もちろん、悠哉も喋りかけてこない。 そんな時だった。 私が変わろうと、一歩踏み出したきっかけ。 ―――――――――― 「ひゅーひゅー♪」 昼休み。 そんな声が聞こえた。 「うるせーなー。」 蓮斗が言う。 「おい、照れんなよ~!」 男子の声が聞こえる。 「うるせ~!」 ふと見ると。 その男子の中心にいたのは、 悠哉だった。