「うん。」 けど、そんな事言えるはずがなく。 そっけない返事をした。 ―――――――――― 「なんで今日、魅希元気ないんよ~。」 帰り道。 蓮斗が聞いてきた。 朝のテンションから、ちょっとも上がっていない。 上がるはずがないんだけど。 「…そうかな。」 私が苦笑いで言う。 「ほら、苦笑いっ!!」 花鈴に指摘される。 そういう、花鈴もかなり作り笑いしてたくせにっ。 なんて。