「本当にいいの?」 私は聞いた。 「はぁ…。またかよ。 昨日言った通り。」 悠哉が言った。 「でも…。」 私が言う。 「もう、諦めるっつってんだろ? 好きなだけ無駄なんだよ。」 「そんなの、分かんないじゃんっ。」 私が言った。 「分かってるから言ってんだろ。 一回振られたし。」 「お前、そんな言ってるけどさ。 俺の気持ち、分かってるわけ? 好きな人に、嫌いって言われる気持ち分かんの?」 悠哉が言った。