くるみちゃんの後に続いて、歩いてた悠哉が振り向いた。 「声デカい。」 悠哉が笑って言う。 そんな事言いながらも、こっちに歩いてきてくれる。 「だって……。」 確かに、声デカかったかも…。 「なに?」 悠哉が言った。 自分の思い。 しっかり、伝えたい。 「……好きっ…。」 「は?」 悠哉が聞き返す。 「本当は…、ずっと好きだった。 けど、怖かったのっ…。 悠哉の彼女になる事が…。」 弱かった。 悠哉の彼女になるには…。