だから俺と、付き合ってください。




そして発車して行った電車をあっけに取られながら見送る。


え……!?



「ちょっと!行っちゃったよ……?」


「うん、そうだね」



いやいやいや!


そうだね、じゃなくて……!!


学校間に合わないよ!?



「腹が減ってはなんとやら、だよっ!行こう!」


「ちょ……っ」



また強引にも私の手を引いて、清瀬くんが歩き出す。


握られている手がジンジン熱い。


ゴツゴツした清瀬くんの手が大きくて温かい。


血管も浮き出ていて、カッコいい。


斜め後ろから垣間見える清瀬くんの表情がいつも以上にご機嫌そうだったから。


もう……知らないんだから……。


潔く、諦めた。



「ここら辺に俺の知り合いがやってる店があるんだよな〜」


「へぇー……」



そう、なんだ……。


ていうかさ、ていうかね?


この手は、いつまで繋いでるつもりなの?