だから俺と、付き合ってください。




たぶん、いや、絶対。

この気持ち伝えないままだと私きっと後悔する。


でも親友の彼氏になった清瀬くんに告白なんて死んでもできない。


だとしたら、チャンスは清瀬くんがユカに告白する前だけだ!!



「先輩、行って来ます!」


「うん。頑張って」


「ありがとうございます!」



走る。走る。

清瀬くんのいるライブハウスへ。


どうしてかな?

振られることはわかってるんだけど、早く言いたい。


私、こんなにも清瀬くんのことが好きだよって。


伝えたい。伝わってほしい。



「はぁはぁ」



浴衣で走るの走るのはキツイ。
だけど立ち止まってる暇はない。


ライブってどのくらいの時間やるんだろう!?


もう告白してたらどうしよう!?


不安もあるけど、怖いけど。

それでもなにより今は清瀬くんに会いたい!


ーーヒューードドン!!


花火が打ち上がり始めた。


ライブハウスはこの辺りからそう遠くなかったはず。


早く、もっと早く。


走れーーーー。