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次の日の朝、洗面台の鏡に映る自分のひどい顔を見てため息を漏らす。
これじゃ泣きましたって言ってるようなもんじゃん……。
赤い目。腫れたまぶた。顔色も悪い。
学校休みたい……。
誰にも会いたくない。
清瀬くんにも、先輩にも、ユカにも。
辛い、なにもかも。
清瀬くんと顔合わせるの辛いし、先輩のラインは既読して無視してるし。
ユカは親友だけど、なにも言えない。
私が清瀬くんのことが好きだなんて打ち明けたら、清瀬くんとのこときっと応援してくれると思う。
だけど清瀬くんの好きな人は……ユカだから。
相談できるわけない。
「行ってきまーす……」
気が乗らないまま、学校へ向かう。
お母さんのスクランブルエッグを諦めて、いつもより早い電車に乗った。
清瀬くんの姿がなく、一安心。
移りゆく景色をぼーっと見つめる。
恋をしたら世界は輝きを含んだようにキラキラするけど、そのぶん悲しいことがおこると黒く染まるのも恋の病の副作用だと思う。



