だから俺と、付き合ってください。




ふたりの間に一瞬の間が空く。

一瞬だったはずなのに、果てしなく長い時間に感じた。



「はい」

「ありがとう……」



手渡されたスマホ。
受け取る時、手が少し震えた気がした。


清瀬くんも今のメッセージを見たはずだよね。


……なんて、思ったかな。



「……先輩とより戻したんだ」

「え?」



ち、違う!そうじゃない!

……そう、言おうとした時。



「よかったじゃん。今度はちゃんとワガママ言って甘えろよ」


「…………」



……なんで。

なんで、なんで。

なんで、私、泣きそうになってるの?


わかってたことじゃん。
清瀬くんが私のこと、なんとも思ってなかったことぐらい。


でも、やっぱり。

好きな人に元彼とより戻したことを「よかったね」なんて言われたらショック。