だから俺と、付き合ってください。




身振り手振り、声のトーンとか、仕草態度。


そこまで頭がまわらない。


先輩からの受け答えで精一杯だ。



「へぇ、そうなんだ」


「はい!だから先輩と話せて幸せです」


「ははっ!いつでも話そうよ。今度見かけたら俺から声かけてもいいかな」



えっ。

声を、かけてもらえるんですかぁ!!


心の叫び声を飲み込んで「待ってますね」なんて、言ってみた。


ドキドキが、止まらない。



「……いや、俺が待てないな」


「へ?」



うーんと何かに悩んだ様子の先輩の曇った表情がぱっと明るくなった。何か思いついたみたいに。


……ん?



「ねぇ、ラインしてる?よかったら教えてよ」


「ラ、ラインですか……?」


「あ、イヤなら全然いいんだけど……」



イヤ!?



「イヤなわけないです……っ!」



思わず叫ぶと「プッ」と、先輩がおかしそうに吹き出した。


やばっ、必死すぎた……!