だから俺と、付き合ってください。




言われたように鼻に手をやると生温かいものが手についた。


血が出てる……。


ううっ、最悪すぎる〜。


みっともないし、情けないし。


恥ずかしいし、痛いし。


……なんか、泣きそうなんだけど……。



「藤田これで鼻おさえてろ。保健室行くぞ」



サッと私の鼻を柔らかいタオルでおさえた清瀬くん。


これ、清瀬くんのタオルなんじゃ……?


ジワジワと、白いタオルが赤くなっていく。


私がそのタオルを握りしめたのを確認するとサッとなんでもないような顔をして私を軽々と持ち上げてしまった。



「え?わわわッ……!?」



清瀬くん……!!


な、なななにしてんの……!?


みんなが呆気に取られている中、清瀬くんがそのまま歩き出した。


お、お姫様抱っこ……だよね、これ……。