着崩した制服。

もう内申とかどうでもいい。

授業なんて受けないし。

私は空っぽの鞄を肩にかけ家をでた。

時刻は9時を回っていた。

ゆっくりと歩きながら校舎に入りそのまま屋上へ行く。

そしてあの隅っこで寝る。

誰にも会わない。

教室にも行かない。

友達なんて…。

必要ないんだ…。

だけど思っていても心のどこかでは誰かを信じたいと思っている。