あまりにも反応のない私を抱きしめようとしたのか悠希が両手を差しのべた。

気持ち悪かった。

この手もいつか自分を裏切るんだ。

そう思うと気持ち悪くて仕方がなかった。

「触るなッ」

思わず悠希の手を避けた。

こんなことになるなら本当に友達なんかをつくらなければよかった。

何度後悔しても何度後悔しても溢れてくるまた別の後悔。

結局私は悠希を避けて屋上をでて授業を受ける気にもなれず帰った。

家に帰りリビングのテーブルに目をやると一枚のメモ。

そこには