裏切りから溺愛くんに出逢いました。

そんな光景をみても友達なんかを作ったことに後悔するだけだった。

校舎の時計をみると4時半で大分寝ていたことがわかる。

それでも私は何も思わない。

ただただ後悔。

それだけ。

「…い、ぉぃ、おい!らん!」

声が聞こえた方を向くとそこには校庭から走ってくる奏。

前ならばドキドキしたかもしれないな。

なんて思いながら今は“なに”としか思えない。

「らん!」