そこに来たのは奏。

いつもはキュンキュンしていた胸も今じゃなにも感じない。

ああ、来たんだ。って感じに。

「おはよー、ってなにこの空気」

相変わらずのK Y な奏。

少しづつガヤガヤとしてくる。

「らん?」

ありさは私の手に触れようと手をさしのべてきた。

キモチワルイ。

「触るな」