「ぁ…」

足が止まった。

だって。

だって歩いてきたのは由依と有紗だったから。

自然と合った目。

「うざいのがきたよ」

うっすらと聞こえた声。

声の主は有紗だった。

その隣の由依はクスクスと笑っていた。

期待していた。