次は抱き締めて頭をよしよしとしてくる。

またもや胸のドキドキ。

知っている。

このドキドキを。

好きなんだ。

好きなんだ、深月が。

だけどそれを必死に隠す。

第一、叶うはずのない恋だ。

深月は私をそんな目で見てない。

「いたいよ~深月の馬鹿」

う"ぅと上にある深月の顔を除きながら言う。