主任は反抗すら出来ず


記入するしかないと言う状況


たどたどしく記入していた


そして最後に印鑑を押した



あたしは一人でまたニヤリと笑った



主任にはその場で荷物を纏めてもらい



お母様に連れて帰ってもらった



あたしの部屋に転がり込んできた主任は洋服程度しか自分の荷物はなかった



あたしは自由になった



ちょうどあたしが29才のバレンタインの日の出来事だった



そして仕事に打ち込む日々が続いた



そんなある日、あの時の将司から電話があった



まさか、この電話がきっかけで仲間全員を失う事になるとは思ってもいなかった