あたしはパニックになった


またレイプされる‥


ドアはドンドンドン!


開けろよ!



ビデオばらまくぞコラ!
‥凄い怒鳴り声!


ドンドンドン!



ドンドンドン!
‥ドアが壊れる勢い



あたしは近所の手前もあるし


チェーンをしたまま
片手には護身用だと父に持たされた木刀を持ち
ドアを恐る恐る開けた


するとリーダーらしき男が



ビデオ欲しくねぇのか? と言った



あたしは
欲しいです売って下さいと言った



金額は一千万‥



やはり警察に訴え様と思った



しかし親に知られる‥
親に叱られる‥
捕まるかもしれない‥



あたしはリーダーの男に
そんなお金はないですと泣きながら小声で言った



すると男は‥
風俗で働けば簡単に稼げるよと、笑いながら言った‥



‥風俗?



‥あたしが?



‥初めての人と結婚した
このあたしが?



そんな事が一瞬の間に脳裏を過ぎった




ブルブルブル身震いがする



そんな仕事してたまるかと思った



あたしはリーダーの男に
それは出来ませんとハッキリ言い月々必ず返済しますからとか返して下さいなんて馬鹿な事を言っていた



奴らが納得する訳がない



風俗に売り飛ばす為に
あたしをレイプし証拠としてビデオ録画し、あたしの弱みを握ったのだから‥



あたしは何が何でも誰にもバレずに事を解決させるしかないと思った。



2時間以上はその男と玄関口で話していた



そしてあたしは



ソープ嬢になりビデオを回収する事を決意した