車があった・・・




嘘でしょ?



あの龍が助けてくれたとでも言うの?



こんな事実‥
人に話しても信用して貰える訳がない



あたしは死ねた死ねなかったと言う事より



この世の出来事とは思えない奇妙な神秘体験について


ずっと考えていた



でも きっと 我が子が


あたしを守る為に姿を変えて助けてくれたに違いないと思った



そうでも思い込まなきゃ この出来事について頭の整理が出来ないから




でも、そう思えた瞬間



大量の涙が溢れ出した



あたしは一人じゃない



生きて 生きて 生きなきゃ



そう思った