リストカットの基礎知識

リストカットは基本的に、「死の手段」ではなく「自分認識」のためのものです。流れる血を見て心を落ちつかせているのです。リストカットは人目を避けて行うことが多いので、親や兄弟など、身近な人にでも発見されることがありません。それは何故か・・・。リストカットをしている本人は、後ろめたい気持ち・できればやめたい気持ちがあり、罪悪感から誰にも知られたくないという気持ちが強いからです。だからその事実を打ち明けないことがあり、周りがその様子に気づいた時や行為を見られた時は、極度のショック状態に陥りやすいです。
 ではリストカットをするのはどんな人が多いかを説明したいと思います。まず男女比でみると、女性(特に未婚の人)が多いです。これは、男性なら暴力などで攻撃意識が外側(周りの人のほう)に向きやすく、反対に女性は、どちらかといえば内側(自分のほう)に向きやすいからです。そのため、心の苦しみが周りに理解されず、次第に心のしこりが増えるとリストカットの回数も増えます。
またリストカットをする人の共通点は自己評価が著しく引くかったり、親の前で良い子を演じている為に、変身願望を満たしたい人です。