「ええ…、行きましょう…」 仮面をはずし、海に投げ捨てた。 「必要ねえって言ったのが聞こえなかったのか?」 頭の上から聞こえた声に顔を上げると、木の上にはルイがいた。 「トリスタン、お前は船に戻っとけ。」 ルイの言葉にトリスタンは軽く頭を下げて 船へとまた歩き始めた。