悲劇の姫〜海賊になった少女〜


柱を移動し、山賊の背中をとり首に剣をあてた。


「殺されたくないだろ?」


そういうと、山賊は首をたてにふる。


「じゃあ、そのきたねぇ手を彼女の髪から離すんだ。」


物分りのいいやつだ。

カーミラさまは泣きながらバーナードさまと逃げていく。


これでいい。これでよかった。


だけど…、許されるわけが無いでしょう?
山賊さん、あなたの罪は。


私は首を斬りつけた。